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「河口浅間神社」は富士山信仰の対象と芸術の源泉の構成資産の一部として世界文化遺産に登録され、864年に起こった富士山の噴火を鎮めるため建設された歴史ある神社です。
表参道には「七本杉」と呼ばれる樹齢1200年にもなる天然記念物の7本のスギの神木が立っており、
また本社から三つ峠に至るまでの間には「母ノ白滝」と呼ばれる滝があり、
道者はここで禊をしてから富士登山を行っていました。
この地にはこのような伝説が残されています。今よりおよそ2200年前、秦の始皇帝に命じられ不老不死の薬を求めて旅立った徐福が最後に辿り着いたのがこの富士の麓です。徐福はその後この地に永住し、様々な技術を村人に教えました。彼が教えた機織り技術が今でも伝わり徐福の墓も残されています。